夜にぐっすりと眠る事で、成長ホルモンがたくさん分泌されますので身長を伸ばす事が出来ます。

そんな快適な眠りを阻害してしまうものの1つの要因として、子どもが夜尿症に悩まされると言うものがあります。

眠っている間におしっこを漏らしてしまう事を夜尿症と言うんですね。子どもの自尊心を傷つけまいと、夜中に起こしてまでトイレに行かせるケースも多いようです。

ただ、身長を伸ばすと言う点と、夜尿症を治すと言うこの2点を考えた時、夜中に起こしてトイレへ行かせると言う行為は出来る限り控えるべきなのです。

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夜尿症とは?おねしょとの違いは?


夜尿症に似た意味を持つ言葉として、おねしょがあります。こちらも眠っている間におしっこを無意識の内に漏らしてしまう症状の事ですね。

意味としては全く同じなのですが、おねしょが小学校入学前の幼児がする行為なのに対し、夜尿症は小学生以降の子どもが漏らしてしまう事を言います。

基本的にはおねしょの場合は放っておいても時間が経つ事で良くなる場合がほとんどですが、夜尿症の場合は薬による治療や生活環境を変えて行きながら治していきます。



夜中に起きると成長ホルモンの分泌が妨げられる


先ほどにも申し上げた通り、成長ホルモンが最も多く分泌される時間帯である22~2時に起こしてしまう事は、成長ホルモンの分泌が阻害されてしまいます。

特に眠りが深い時にこの成長ホルモンはたっぷりと分泌されていますので、夜中に起こしてトイレに行くと言う習慣を作ってしまうと、本来成長ホルモンが分泌される時間帯に自然と目が覚めるようになってしまいます。

それだけではなく、浅い眠りに入っていた時に強制的に起こされてしまう事で、トイレに行った後に目が冴えてしまい、寝ようと思っても寝られないと言う事態にも繋がりかねません。

睡眠時間が足りない事で、朝起きられなくなる他、学校の授業にも集中する事が出来なくてうっかり居眠りしてしまうと言ったケースもあるので注意が必要です。

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抗利尿ホルモンが夜尿症を防ぐカギ


普通の人は夜8時間以上寝ていても、尿意を催す事は無く途中でトイレに行きたいからと目が覚める事はありません。

これは抗利尿ホルモンと呼ばれる、尿を排出させることを防いでくれるホルモンの働きによるんですね。しっかりとこのホルモンが作用しているおかげで、ぐっすり寝られる訳です。

そしてこの抗利尿ホルモンは、成長ホルモンと同じく夜ぐっすり寝ている間に多く分泌され、途中で目が覚めてしまいますと分泌量も低下してくるのが特徴です。

それだけでなく、抗利尿ホルモンには身長を伸ばすために欠かせない成長ホルモンの分泌を促進してくれますので、夜にぐっすり寝る事は身長アップ&夜尿症改善に繋がります。

つまり、おしっこで布団を濡らす事を防ぐために、夜中に途中でトイレとして起こしてしまう事は、抗利尿ホルモンの働きが妨げられてしまい、根本的な解決には至らないと言う訳です。

お漏らしをしてしまった翌日の洗濯は大変ですが、この抗利尿ホルモンを活発に働かせて上げるためにも、夜に起こす事は出来る限り控えて上げる事が大切です。

夜尿症を改善するにはまずは生活習慣から!


とは言え、毎日のように布団に地図を描いてもらったんでは、毎朝忙しいですし大変ですよね。

夜尿症を防ぐためには薬による治療もあるのですが、まずは日常の生活の中で意識を変えていく事がまず第一になります。

夜寝る前の水分を減らす


おしっこは体内に取り入れた水分から作られます。そのため、寝る6時間前には水分をたくさん補給するのは極力避けておくと良いです。

また、この抗利尿ホルモンは、体内の水分量が極端に多いと上手く分泌されないと言う特徴を持っていますので、一度に大量の水分を摂るのもNGです。

基本的には喉が渇く前からこまめに水分を補給して行く事で、急な喉の渇きを覚える事も少なくなりますし、常に体内の水分を入れ替える事にも繋がりますからおすすめです。

どうしても夜寝る前に喉が渇いて仕方がないと言う場合は、一気に飲み干すのではなく、ちょびちょび飲む事で少量でも喉に潤いを与える事が出来ますよ。

このように寝る数時間ぐらい前から摂取する水分を減らしていく事で、子どもの夜尿症は改善される場合があります。

もしも水分を摂らないようにしても改善されないようであれば、医療機関へ相談をしてみる事をおすすめします。